モレスキンとトラベラーズノート、さらにEvernoteの使い分け

Notes to the cabin, from past retreatants

今回は、具体的な使い分け例というより、考え方のはなし(どのツールもメジャーだし、自分も既に5年くらい使っているので、いまさら感はあるけど)

とりあえず画期的なアイデアはないけど、ツールを使うことが目的にならないように、交通整理しておきたい。同じようにアナログとデジタルのノートを複数運用していて、使い分けに悩んでいる人には、応用が利く内容じゃないかなと思う。

 


 

モレスキンとトラベラーズノート、さらにEvernoteの使い分け

 

自分も最初は用途が被ったり無駄なことをしていたけど、長期間使ってきて、それぞれの得手不得手を把握した結果、自然に下記のような使い分けになってきている。

Evernote今必要じゃない情報

モレスキン今頭の中に入れておきたい情報

トラベラーズノート  = 忘れたくない記憶・体験

 

Evernote

Evernote

仕事の時系列ログ、アイデアメモ、調べものした情報、その他個人情報など、あらゆる情報を入れている。
常に参照しない情報は、関係ない時は頭の中から一旦外しておきたい。今必要じゃないけど、将来必要になりそう。そういった情報を片っ端から放り込んでおけて、必要なときにキーワードやタグで一発検索できるのがデジタルの強み。
逆に、Evernoteに保存しないものは、毎日更新するようなデータや賞味期限が極めて短いネタくらいで、それ以外ほとんど保存していってると言っても過言ではないくらい。

結果何が残るのか?→ Googleとは違う、自分だけの「データベース」

 

MSK

モレスキン

仕事用として常に携帯し、今必要な情報や知識をまとめている。
具体的には、いろいろ断片的に入ってくる情報を整理しながら一旦紙に落とし、そのイメージをもう一回、頭の中に入れ直す感じ。頭の中にイメージが焼き付くまで、繰り返し見直すことも少なくない。逆にいうと、無意識に見てしまうかたちをつくれるのが、アナログの強み。
モレスキンはページ数が多いから、しばらくはこれに書いておけばよいという安心感がある。また180度開いたままキープできるので、デスク上でPCを操作しながら記入しやすい。そして、ノート使い切ったあとは、今必要でないが保存すべき情報はスキャンしてEvernoteに格納し、今必要な情報は新しいモレスキンに再度書き出す(最新の内容でアップデートしながら)
これの繰り返しで、常に1冊のモレスキンが、自分の鏡でもありバイブルでもある存在になっている。

結果何が残るのか? → 仕事等を通じて得た、自分だけの「知財」

 

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トラベラーズノート

日常で感じたこと・体験・旅の記録を記録したりスクラップブッキングしている。
様々な体験やその時の感情などは、時間とともに記憶から消えていくもの。その時手にした紙ものをスクラップしたり、簡単なイラストや地図を書いておくことで、後から思い出すときに、さらに臨場感のある記憶を呼び起こせる。デジタルよりも、自由度が高い紙だからこそ、その時の記憶を忠実に記録できるんじゃないかなって思う。

結果何が残るのか? → 自分だけの体験(冒険)の「記録」

 


この使い分けにしてから、割とうまく回るようになってきたと思う。

というより、日々ノートを書いていて「何のためにやってるのだろう?」って自問したとき、「未来の自分にとって価値の在るモノを残すため」って、自信をもって言える気がする。あまり堅苦しく考えるのもよくないけど、目標や目的があると、日々使うものを使う楽しさがより一層増すんじゃないかなぁ。

 


 

「手帳」でなく「ノート」だから出来ること

万人の知恵をWeb上で閲覧でき、 個人で管理する情報もクラウド経由であらゆるスマートガジェットから取り出せる、このご時世。あえて手帳に書く必要が無くなったものって、たくさんある→スケジュール、タスク、アドレス帳、地図、その他外部からの情報全て…言うまでもなく、これらは、GoogleカレンダーやDropbox、Evernote上で置いた方が、検索しやすく・見やすく・活用しやすい。しかも小さくて・軽くて・コストも安い(ほとんどが無料)

懐古主義は除いて、敢えてアナログなノートを使う理由は何かって言うと、「特定のテーマにフォーカスした情報」を書き留めるため。あえて、まっさらなノートに事象を一から書きだすことは、結果的に、ノイズを排除して「本質を見える化」することと 同意義だと思う。

 

<モレスキンノートの存在意義>

そんなわけで、仕事に、スケジュール帳ではなく、モレスキンのノートを使うのは、あらゆる情報の閲覧・管理はデジタルに任せ、アナログは複雑な事案をシンプル化するツールとして運用したいから。だから、フォーマットのあるスケジュール帳ではなく、何もない真っ新なノートがいい。

 

もう一つモレスキンを使う理由は、中・長期視点で物事を考えるため、1冊のノートを中長期で使い続けたいから。モレスキンは、ページ数も多いし頑丈なので、数年(数十年?)使っても大丈夫。
複雑な問題をシンプルに書きだしてみて、その後、何度も見返したり・追記したりしながら、結論を導くことも多い。同じ自分でも、今の視点と一ヶ月後の視点が大きく変わっていたりするから、後から新しい発見や解決策が生まれることも少なくない。

 
それ以外にも、やはり長期間使い続けるものだから、カッコよくて飽きがきないデザインがいい。
特にソフトカバーは、99%がノート本体で無駄の無い所と、ハードに比べ柔らかい分、破損が少ないところが気に入って使い続けている。ノートを360度開けば、立ったまま書くことも可能で、いろんな意味でラフに使えるところがいい。
 
そんな自分のモレスキンノートを使う上でのマイルールは、

■年間カレンダーを貼る。
最初はマンスリーカレンダーなんかを貼ってたが、結局、Googleカレンダーに一元化しているので意味はない。アナログ上では、年次の大きなイベントと、大まかにプロジェクトの猶予期間の把握ができればいい。

■時系列で前から書く。
これは基本。ノートに書いている情報は、時系列で遡って探すしかない。当たりを付けやすいよう、月単位でインデックスも貼っている。

■1ページ1テーマで書く。
最初はなかなか空きスペースが勿体なく抵抗があったが、最近ようやく慣れてきた。テーマが思いつかなければ、場所でも日付でも無理矢理タイトルを付けてもいい。ポイントは、まったく違う事案が出てきたら、躊躇なく新しいページを使いだすこと。

■目標や備忘録は、厚紙ページに書く。
限られたスペースなので厳選することになるが、参照頻度の高い情報は、厚紙ページ(前後のクリーム色のページ)に書く。

■フリーページは後ろから。
手元にモレスキンしかなくて、とっさにメモしたい時などは、最終ページから使っていく。捨てメモで用が済んだら、上から資料を貼ってしまえばいい。代替策として、裏表紙に付箋を貼っておくのもいいと思う。

とりあえず思いつくのはこれくらい。基本はルールに縛られず、毎回毎回の真っ新な新しいページとの出会いを大事にしていきたい。

 


【2016年】今年たった1ヶ月で手帳を辞めてしまった4つの理由

 

2016年の手帳を使い始めて、1ヶ月が経過してることだと思います。
自分の場合、当初はマンスリーのスケジュール帳を使っていましたが、1ヶ月でやめて(挫折して)しまいました。やはり、自分は、仕事でもプライベートでも紙の手帳(スケジュール帳)は合わなかったようです。
1ヶ月間、手帳を使ってきて感じた、紙の手帳を辞めようと思う4つの理由は、以下のとおりです。

 

①カレンダーを統合したい

ここはやはり「Googleカレンダー」の存在が大きい。

レイヤーでカレンダーを分ければ、今見えなくてよいスケジュールを見ないですみます。仕事とプライベートの予定を併用できるし、関係者の予定もカレンダーで並べて見ることができます。これで仕事とプライベートで手帳を分けて持つ必要はなくなります。特に重宝するのは、仮の予定を気楽に入れておけること。移動効率や先方との調整をし、仮の予定を確定した予定に変更していく流れが一番やりやすいです。紙の手帳だと「付箋」などでも代用できますが、デジタルのほうが手間がずっと少ないです。また、デジタルだと、常にアップデートされた予定を、人と共有できる強みもあります。

用途に分けてスケジュール帳やカレンダーを何冊も用意したり、転記したりといった手間やリスクを考えると、「Googleカレンダー」であらゆるスケジュールを一元管理するほうが良いように感じます。

 

②アナログをできるだけ断捨離したい

①の項目とも被りますが、メモ・スケジュール帳・ノートをいくつも持ち回るよりも、思い切ってノート1冊で運用するほうが圧倒的にストレスフリーです。

自分の場合、モレスキンのラージノートをメインにして、手前から仕事に関すること、後ろから、仕事中に見せたくないもの(プライベート管理や仕事に直接関係しないアイデアなど)を書くようにしました。

フォーマットの無いノートだからこそ、必要になれば、カレンダーや資料を貼ったり、自分で線を引いてオリジナルのフォーマットを作成したりもできます。スケジュール帳だと、途中でフォーマットが使いづらくなったら、買いなおすしかありませんからね。

今、通勤用の鞄に入っているモノは、ハンドタオルとモレスキン1冊だけです(笑)

 

③ログとして同じ規格で保存したい

スケジュール帳だと、メーカーによってカバーや製本方法も様々です。同じスケジュール帳を永続的に使うなら問題ないですが、何年何十年も保管する場合、なかなか同じ形で揃えにくい。普通のノートだと、比較的、同じものを長期間に渡って販売しているので、単一規格で揃えやすいです。

 

④もっと楽しく「書き」たい

日付フォーマットのあるスケジュール帳だと、どうしても定期的に書かないといけないプレッシャーがあったり、過去の白紙のページを見てモチベーションが下がったりしますよね。これだけ生活にデジタルが浸透しているので、そんなに毎日、アナログで書かないといけないことは無いはずです。書きたいとき、書く必要があるとき、書きたいだけ、書くのが、一番自然かと思います。

自分は、新しい白紙のページへ書き出す時のワクワク感が好きです。いきなり絵や地図を書いたり、横向きや逆さから書いたり、筆記具も自由です。フォーマットの無い白紙のほうが、頭にぼんやり浮かんでいることをそのまま投影できる感じがします。

 

bourne supremacy

余談ですが、映画「ボーン・スプレマシー」の冒頭シーンにあった、ジェイソン・ボーンのノートって、生々しくて、すごく良い。記憶喪失の状態から失った自己を取り戻していく過程で、かすかな記憶や情報を書きなぐっているのですが、全くの「無」からの手さぐり感がリアルに表現されていると思います。

※調べてみると、こんなサイトの記事もありました→  Jason Bourne’s Notebook(ジェイソン・ボーンのノート術)

デジタルでしっかり整理できるのだから、アナログは、これくらい素直に荒々しく書きなぐりたいなぁと思っています。